札幌市の特別交付税、過去最高額の49億5千万円に

3月18日、総務省から2021年度月分の特別交付税額が発表され、札幌市には約39億円が上積みされ、既に交付された分と合わせると前年比約6割アップ、過去最高額の49億5千万円が交付されることとなりました。
増額分の大半が今シーズンの災害級の大雪に対する除排雪関連費です。

札幌を除く石狩管内7市町村も前年比約46%増の約47億6千万円と大幅増加。
それだけ札幌周辺の雪が例年に比べて際立って酷く、住民の生活に与える影響が甚大だったということです。
また、それがしっかりと国に理解されたのは、札幌における与党国会議員をはじめとする政治力が高まったということでもあります。

私も今年に入ってからずっと、降雪の状況と雪対策の状況を逐次把握しながら、豊平川河川敷への排雪量の拡充など取り得る対策を検討し、市当局とも議論を深めながら国への支援要望などを取りまとめてきました。
先日そうして取りまとめた要望書を、市議会自民党として総務大臣と国土交通大臣に提出してきましたが、そういった日々の活動の積み重ねが国の理解を勝ち得る原動力となり、今回の交付税の大幅増額にもささやかながら繋がったのであれば幸いです。

除排雪に費用が掛かることは避けられません。
また、近年の気候変動や建設業界のコスト増などを考えると、今後も費用の右肩上がりは十分に予想されます。
必要な費用を捻出・確保するよう努めていくことは引き続き必要ではありますが、一方で今年の豪雪をしっかりと検証し、今後効率的に対応していくためにはどうあるべきなのかしっかりと考えを整理しながら、市当局はじめ関係者と議論を深めていきたいと思います。