活動記録
| 中川賢一
ススキノの客引きは何処へ?
昨年度(2025年度)、札幌の客引きが「客引き防止条例」施行前と比べて約6割減ったとの報道。
条例制定に奔走した当事者としては、素直に嬉しいニュースです。
……と言いたいところですが、果たして実態はどうなんだろう?

条例施行後もしばらくは、なかなか抑止効果を実感できない状況が続き、地元関係者からも危機感の声が上がっていました。
市による指導・巡回体制には物理的な限界がある一方、客引き側も規制に「慣れ」、手口を変えていく。
全国的な組織を背景にした法スレスレの巧妙な行為や、検挙されそうになると別の地域へ「転勤」させる動き。さらに「匿名・流動型犯罪グループ(匿流)」への対応で警察の負担も増す中、条例をつくっただけで実効性を維持・向上させることは、決して簡単ではありません。
では、減った客引きは本当に「いなくなった」のか。それとも、単に見えにくくなったり、場所や手口を変えたりしているだけなのか。
人員を際限なく増やすことが難しい以上、カメラなどを活用した対策も一つの選択肢でしょう。ただ、プライバシーや運用方法など、越えるべきハードルもあります。
条例をつくって終わりではなく、相手の変化に合わせて対策もアップデートしていく。
引き続き地元や関係者と情報交換を重ねながら、市としてできること、警察との連携をさらに強化すべきことを整理し、ススキノの安全・安心につながる次の一手を模索していきたいと思います。