活動記録
| 中川賢一
新千歳空港の雪冷熱供給施設を視察
新千歳空港の雪冷熱供給施設を視察。三井不動産の方々が道内の雪冷熱関連施設を視察に来られた機会に同行させていただきました。
2010年に共用された当施設による冷房熱量に対するCO2削減率は、前年の降雪量にも左右されますが、平均約15%弱。過去最大で約27%とかなりのもの。
雪の保管形式は堆雪場を被覆材で覆うタイプで、貯雪庫タイプより大量の雪が活用可能です。
貯雪ピットは100m×200mの規模で、貯雪量12万㎥と世界最大の雪冷熱供給施設。12万㎥は豊平川河川敷に搬入させる年間搬入量の約8.5%に相当する量です。丘珠空港の隣接地辺りにこんな規模の雪冷熱施設ができたら、空港内の冷房やCO2削減のみならず、危機的な状況にある札幌市の除排雪にも大きく貢献できそう。
丘珠空港の担当者にも同行いただいたので、実現可能性を検証していきたいのですが、国のプロジェクトに乗せるか補助でも使えなせれば施設整備費を賄うのは至難の業かと。
誰か知恵貸してください〜