活動記録

| 中川 賢一

北海道神宮祭 神輿渡御

6月16日は北海道神宮祭の神輿渡御の日。
北海道神宮の神輿行列と、その後ろには市内各地域の祭典区の山車が9基続く、長さ2km近くにもなる大隊列が市内を練り歩く一大伝統行事です。
私も、地元の第三山鼻祭典区の一員として、毎年参加しています。
前日15日には地元の山鼻町内会を十数キロ、16日は神宮神輿渡御の隊列に付いてこれまた市内中心部を十数キロ歩くという長丁場。
それも履きなれない雪駄で歩くのですから、かなりきついご奉仕です。

北海道神宮の神輿渡御は、曜日に関わらず毎年6月16日と決まってますが、今年は日曜日。
沿道には普段にも増してたくさんの人が出て、それも休みなので子供たちの姿も多かったなという印象でした。
神輿のルートはその年の当番祭典区が決めるので毎年異なりますが、今年の年番は円山祭典区で自宅に近いエリアにも入るので、知っている顔もたくさん見られました。

15日(土)は快晴の中で日照りに苦しみ、翌16日(日)は一転して雨。
特に午後からは叩きつけるような豪雨となり、まさに「苦行」。
それでも参加者は長いルートを最後まで歩き、渡御をしっかり成し遂げたのですから大したものです。
またそれにも増して、豪雨の中でも沿道には大勢の方が出てこられ、声援を送り、また頭を下げ、それぞれの思いで隊列を見守ってくれていたのには頭が下がりました。
本当に感謝です。

札幌の初夏の風物詩であるこの伝統行事も、近年参加する方が減ってきています。
特に各地域の祭典区は関係者の高齢化が進み、町内会など地域活動への参加者・協力者が減ってきている中、さらには寄付なども集めにくくなり、年々運営環境が厳しくなっています。
私の地元の山鼻の場合も、地域の関係者の高齢化は進んでいる中、自衛隊札幌駐屯地の方々のご協力で何とか山車を回せている状況です。
沿道の子どもたちの歓喜の様子を見ていると、途切れさせてはいけない行事だと思います。
かつてのように、地域の活動への理解が深まるよう願います。