活動記録

| 中川 賢一

除排雪事業に関して市長に要望しました

令和4年第1回札幌市議会定例会も本日3月30日をもって終了となります。
2月15日からの約1か月半の長丁場。
開会した時には災害級の雪に埋もれておりましたが、閉会日の今日、その雪も道路からはほとんど消え、大幅に遅れていたパートナーシップ排雪も昨日で何とか終了しました。

定例会最終日の今日、市議会自民党会派として、改めて秋元市長に除排雪事業に関する要望書を手交しました。
今冬の大雪を受けて、私はこれまでの枠組みや先入観に囚われない抜本的な対策を検討・実行していかなくてはならないと考え、自分なりに調査と検討を重ねてきました。
その結果、かつては市内中心部の重要な雪捨て場であった豊平川の利用拡大を提案し、3月5日の予算特別委員会での質疑を通じて、河川を所管する国に要望していくことの重要性・緊急性を市当局に納得していただきました。
それを受けて「豊平川の利用拡大」と「除排雪経費の支援」に関する要望書を自ら取りまとめ、3月11日には北海道開発局長に、15日には上京して国土交通大臣(面談相手は北海道局長)と総務大臣(面談相手は総務大臣政務官)に提出してきました。
そういった活動の結果、今年度の特別交付税は過去最高額の約49億5千万円を獲得することができました。

自民党会派としては、これらの成果を今後の除排雪体制の検討に反映していくべきことは当然のこととして、今冬大変厳しい雪を耐え忍んだ市民に対し、今回大幅に増額された交付税を速やかに還元し、例えばパートナーシップ排雪の地域負担分を軽減していくことなどを市長をはじめ市当局に提案しました。

市としては今後の対策の見直し等については、我々の考えに合意したものの、今年度増額された交付税で直ちに見える形で市民を支援していくという点には、残念ながら作業の煩雑さなどを理由に消極的な姿勢でした。
手続等が難しいことは承知の上ですが、この辺りは政治家と行政マンとの視点の違いかなとも感じるところです。

いずれにしても、長かったけれども、今後の雪対策の根本的議論に向けて大きな一石を投じることが出来た充実した定例会だったと自分自身では思っています。
これらの成果を来シーズンに向けて確実に反映させていけるよう、引き続き活動を続けていきます。

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