活動記録

| 中川 賢一

札幌オリンピック招致は未来のためになるか?

11月3日付日経記事に札幌五輪招致に関する記事が啓されたが、ほぼ同感。

現状の主な問題点は以下と考える。

・「手段の目的化」が深刻な状況。五輪開催の目的と地域将来像が観念的すぎで、地域にとっての開催意義が曖昧。

・上記が市民・道民に充分に発信されず、関心も共感も得られていない模様。

・地元とIOC、JOCのパワーバランスが歪んでいて、東京2020の二の舞になる恐れ大。

決して五輪招致に反対ではないが、やるからにはそれなりの姿勢で構想し、向き合っていかなくてはならない。

現状では正直それは感じられない。

近年の巨大スポーツビジネスの独善的な暴走を見るに、一自治体ごときは喰い物にされかねず、「レガシー」なんて呑気なこと言ってると、大変な「負のレガシー」を未来に刻むことになる。

心して掛からないと「招致」じゃなく「押し付け」られかねないぞ。